昔の美人 remnants of former glory 2004 3 24

 3月危機がなかったからと言って、
安心してはいけない。
 今は、たまたま、水位が上がっていて、
水面下が見えにくくなっているが、
水位が下がれば、また問題が見えてくる。
 先日、名門企業の決算書を、いくつか見ていたら、
そういう不安があると思えてくる。
今後の業績見通しを見ても、楽観的である。
 たとえば、「カネボウのような企業」や、
「カルロス・ゴーン氏が就任する前の日産自動車のような企業」が、
まだ、いくつか存在する。
 「30年前には、美人だった」と言われても、
夫ならばともかく、たいていの男性は、その対応に困るでしょう。
もちろん、政府だって、困るでしょう。
 株高のうちに、経営改革を、積極的に推進すべきである。
「経営改革」という名前の「先送り」では、困ります。
投資家も、少なくとも、2年分の決算書を、よく見てから投資すべきでしょう。

 決算書と言うと、むずかしいと考えてしまうでしょうか。
それは、固定観念です。
今、高齢者の間で、マージャンが流行していると聞きます。
 決算書は、マージャンを覚えるよりも、簡単です。
マージャンには、複雑な役作りや、複雑な点数計算があります。
さらに、捨てた牌から、相手の手の内を読むという推理があります。
決算書は、マージャンほど、複雑ではありません。






























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